徒然ブログ 風まかせ筆まかせ

日々の気づきと雑感 食べもの、映画、本に天気が多いです

思考

今年も忘れらない日が来た

ひな祭りの日=母の命日、はこの先も変わらない。 そんな日の前夜に帰省する。 朝になり、何事もなく流れている事に、やはり安堵というか、いつも以上に安堵する。 平日を普通に過ごすことをいつも以上に、いや、ぎこちなくも平静を装い過ごそうとする日なっ…

読了 伊集院静著『大人の流儀11 もう一度、歩き出すために』を読んで時間の経過を考えた

伊集院静のエッセイも、もう11作目。大病を患った後の、不安と安堵、それらからか、これまでよりも柔らかい文体になっている。 タイトルがそれを言い得ている。 悲しみ、苦しみの中でも、後でも、歩き出すチカラを持てることの素晴らしさ、逞しさが描かれ…

祭りの前、祭りのあと

8月5日から7日までの花笠まつり。 最終日に図書館に寄ったついでに見に行った。 パレードの始まり、5時50分にスタートの掛け声がスピーカーから聞こえる。 自然と向かう足取りが早くなる。 ゴール地点の照明 旧県庁が入るとまた格別 先頭集団が向かっ…

映画『君を想い、バスに乗る』を観て、約束の地、思い出の地を考える。

暑い夏の日曜午前。いつもの映画館の最小シアターで、気分転換出来る作品を観た。 『君を想い、バスに乗る』 右ハンドル左側通行のイギリスの道がしっくりくる。 (公式ホームページからのあらすじ) 最愛の妻を亡くしたばかりのトム・ハーパー(ティモシー・…

悼む日、その日も同じ暑い日だった。withタリーズドリンク

8月6日 広島に原爆が投下された日 以前、出張とはいえ、広島を訪れた際に行くと決めていた場所 戦争の痛ましさ、平和のありがたさを感じずにはいられなかった。 広島に原爆が投下された日、とある時までは、それが唯一の意味だったが、40年前の同じ日に…

夏は夜

夏至も過ぎ、日に日に夜が長くなっていく。 清少納言の枕草子では、満月の月明かりや、闇、蛍の光などに、趣を感じるとあるが、こちらは夜の始まり、オレンジから群青に変わる空に趣を感じる。 そんなある日の構内の帰宅路。 暑さを持て余したかのような明る…

2022年は、入手→放出=好循環でいく!

元日の夜の夢は、何かを見たが起きた時には思い出せない‥‥ 一月二日の夜の夢を初夢とする説もあるようで、これを書いているのは二日の夜だから、この時の夢を初夢にしようかな‥‥とか いずれにしろ歯切れの悪さを感じても、目の前のテレビの面白さで、初夢ネ…

一年の計は元旦(元日)にあり、をディレイの感覚で捉える。

ゆっくりめに寝た大晦日の夜。元旦の雑煮もゆっくりめの時間に頂いた。 実家の方の濃いめの味付け、色合いから離れた方が実は好き!もちは実家の方に真似て丸もち。 一年の計は元旦(元日)にあり。計は計画の計だが、それならば、昨年一年の合計(総括)を…

【読了】白石一文著『我が産声を聞きに』を読んで、その時を考えた

最低気温が10度台に下がれば、衣替えも本番。残しておく半袖とアイスコーヒーの出番を本気で考える。 そんな時に、作者名だけで、ほぼ考えなしに借りた最新作。ほぼ一気に読み終えた。 白石一文著『我が産声を聞きに』 【作品紹介・あらすじ】 人生に”もう…

【読了】桜木紫乃著『蛇行する月』を読んで、幸せのスタイルを考えた

図書館の返却されたコーナーで目についた桜木紫乃さんの本。作者もそうだが、それ以上にタイトルに惹かれ借りた本。 これがいい本だった。 【あらすじ】道立湿原高校で同じ図書部員をしていた清美、桃子、美菜恵、直子、順子は、高校卒業と同時にそれぞれ違…

イタリア映画『ワン・モア・ライフ』を観て、人生の短さに気づく事を少し考えた

イタリア映画、コメディ、この2つのキーワードだけでも興味がそそる。 いつものシアターで、映画『ワン・モア・ライフ!』を観た。 【あらすじ】 中年男パオロはスクーターで通勤途中、身勝手な運転が仇となり交通事故に遭ってしまう。死の瞬間、脳裏によぎ…

映画『空白』を観て、喜怒哀楽を考えた

封切り初週に映画を観るのは、 ①いち早く観たいから ②一週間しか上映しないから ③翌週の上映回数が少ない・時間が合わないから なのだが、今回は①寄りの③ 主役の古田新太(古いんだか、新しいんだかわからないなあ)が、インタビューで、『役者は演技が終わ…

映画『ドント・ブリーズ2』を観て、知恵を持つ事の大切さを思う

納涼とは聞こえがいいが、暑い時にはホラー映画で涼むという日があった。 いつものシアターいつもの最小スクリーンの最後列ど真ん中で、『ドント・ブリーズ2』を観る。 (以下公式サイトからのあらすじ) 人気のない郊外の古びた屋敷に住む、ある盲目の老人…

一年で一番、穏やかな帰省の時

盆の帰省からあっという間の一週間が経った。 盆の帰省は、どこかに湿った感覚を持っている。着く前に地元の和菓子屋で水羊羹を買い、供える。 仏壇の飾りも盆灯篭も、毎年ながら、新鮮に見える。配置を覚えてないため、写真は備忘のためでもある。 賑やかな…

祖母の命日、五木寛之著『無力(むりき)』を読み、人は揺れ動くものと改めて知る

今から30年前の8月6日は、祖母の命日。その日も、朝からセミが鳴いている晴れた日だったことを覚えている。毎年思い出すが、いつも新鮮に思い出す。 一昨年の記事では、やはり広島の原爆の日にも触れていた↓ https://kazukun2019.hatenablog.com/entry/2…

映画『私はダフネ』を観て、悪気のなさを考える

連日連夜のシアターネタ。今回も昨日と同じ映画館の奇しくも同じスクリーンで、『私はダフネ』を観る。昨日から一列下げて、ひとつ左寄りのベスポジ! (以下、公式ページから) 夏の終わり、父のルイジと母のマリアと三人で休暇を過ごしたダウン症のダフネ…

映画『ベル・エポックでもう一度』を観て、諸行無常をあらためて想う

暑い一日、途中の雨が、少しだけ表面温度を下げてくれる。 そんな日、いつもの映画館で、『ベル・エポックでもう一度』を観る。 (以下、公式ページから) 何もかもがデジタル化された社会についていけないヴィクトルは、かつては売れっ子イラストレーターだ…

映画『すばらしき世界』を観て、社会を生きるを考える(なんて)

前日のうちにいつもの映画館の最後列を予約したら、日曜の朝にそのシアターに向かう。予約では真っ白の席が、ポツポツ埋まっているのは、西川美和監督が原作があるものの映画化に初挑戦というだけではなさそうと解釈したい自分がいる。 (以下映画館のホーム…

10連休が終わる前に読了 齋藤孝著『不機嫌は罪である』を読んで不機嫌の功罪、上機嫌の効能を考えた

9連休目の日曜日のこと。テレビを見なければ、もはや曜日感覚皆無。そんな時は、ごろっと横になり、ちびだら飲みならぬ、ちびだら読みをしてきた本を読み終えた。 齋藤孝著『不機嫌は罪である』 新聞の広告で見た時からドキリとし気になっていたが、図書館…

はてなブログ3年目突入!で2021年は何思う

メールで届くお知らせに、ほーっとなる。 ハイ、2年が経過しました。 この1年で、129の記事を書いたが、食べた、行った、こんな天気だったの記事が多く、欲に従順ともいえるが、今年は、仕事で思う事、もっと書いていこうかなとなる。思う事、思ってい…

映画『靴ひも』を観て、親子愛や個性としての障がいを考えた

土曜の午前、少し寒いが、その響きだけでも気持ちいい。 12月初の映画を観に、いつものシアターへ。オープン前からの列は、クリスマス映画が封切りのせいだろうの想像は、ジャニタレ映画の舞台挨拶中継付きの結果に落ち着いた。 そうして、いつもの最小ス…

映画『おらおらでひとりいぐも』を観る

数日前の予報外れ、寒いけど快晴快晴の日曜日は、朝からいつものシアターに出かける。現在、県内のとある大学長となっている映画好きのあの先生を見つけご挨拶。とある映画の監督舞台挨拶企画のお手伝いとみた。 今日の映画は、『おらおらでひとりいぐも』 …

出勤前に読了 伊集院静著『それでも前へ進む』

先週に少し時を戻そう。 夏至の翌日、秋の入り口を感じるような雲と涼風の中を出勤。半袖ノータイはやや寒い。クールビズ以前にTPOが大切と再認識。 そんな日の朝はなぜか早めに目覚め、コップ一杯の水飲みの後は、新聞を取り、机に向かい新聞と本読みの…

読了 百田直樹著『逃げる力』からあの時の判断を思い出す

案外、食わず嫌い作家だったなあと知る以外作を読んだ。 百田直樹の逃げる力 表紙の つまらないストレスを安心して捨て去るための一冊。日本人には「逃げる力」が足りない! に惹かれて読んだ。 以下覚えておきたい点と感想を ・自らの大切なものを守るため…

読了 長月天音著『ほどなく、お別れです それぞれの灯火』

週の中日は、1時間早出の勤務開始。ほとんど先着がいない職場の窓を開けてややひんやりした風を入れるのは心地良い。 怒涛の半日4時間勤務を終えて11時半。午後からの用事に向けて、スキマ時間は読書に勤しむ。 長月天音著『ほどなく、お別れです それぞ…

読了 外山滋比古著『忘れる力思考への知の条件』から、知の断捨離の必要性を感じる

図書館の予約本がドドっと配送されてくる。頭寒足熱のような暖かさと冷たさの混じった天気と風の中で、読み終えた。 気になる箇所を拾うと、 ・記憶は、物を食べるのに当たる。頭がいっぱいでは、新しい記憶の入る余地がない。新しいことを迎え入れようとい…

読了『「疲れない」が毎日続く!休み方マネジメント』

職場近くの市立図書館、新刊コーナーに働き方の本と休み方の本があった。 その日は、記憶だけにしておいたが、県立図書館で借りたのは休み方の方の本 働き方は休み方、ならば休み方は働き方!といえるから? 休むことに特化したのではなく、働きながら脳をう…

サカナクションな夜、3度目

昨日は年休をとり、午後からクルマで杜の都へ。 待ちに待ったライブ❣️ SAKANAQUARIUM2020"834.194 光" - サカナクション 3度目もとなれば、慣れと余裕ともいいたいが、昨今の状況か、出かけるにも、そこに居るにも慎重になる。 バスではなくクルマで移動。…

田中達也さんのミニチュアライフ展〜おまけ付き〜

昨日の寒空の午前、予定していた作品展を見に隣の隣の市へと 開催1ヶ月足らずで2万人越えの入場者とあり、期待感大有り 会場はココ。いい施設だと思う。 高鳴る入場前 たとえばこんな作品 「あれ?この店のテーブル、この前来た時より狭くなってない?」 …

幸福のU字型カーブは本当か?〜足りることでわかることがあるかも編〜

先日の朝ワイドショーで面白いことを話していた。と思ったら、もしかしてネタ元はYahooニュース? 47.2歳を境にあなたの人生が変わるーー50万人調査でわかった「幸福度のどん底」 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200125-00010003-getnavi-ind 『アメ…