徒然ブログ 風まかせ筆まかせ

日々の気づきと雑感 食べもの、映画、本に天気が多いです

読書

読了 伊集院静著『大人の流儀11 もう一度、歩き出すために』を読んで時間の経過を考えた

伊集院静のエッセイも、もう11作目。大病を患った後の、不安と安堵、それらからか、これまでよりも柔らかい文体になっている。 タイトルがそれを言い得ている。 悲しみ、苦しみの中でも、後でも、歩き出すチカラを持てることの素晴らしさ、逞しさが描かれ…

本と木々と珈琲は、お互い引き合う

読書の秋、というほど読んではないが、コーヒー☕️片手にというのは好き。 県立図書館↓ テラスに出て、池と庭園を眺めながらの一杯もいいし、 雨の日、テラスの向こうを眺めがらもいい ↓市立図書館。駐車場までのショートカット。途中に腰掛けながらもいい 最…

【読了】白石一文著『我が産声を聞きに』を読んで、その時を考えた

最低気温が10度台に下がれば、衣替えも本番。残しておく半袖とアイスコーヒーの出番を本気で考える。 そんな時に、作者名だけで、ほぼ考えなしに借りた最新作。ほぼ一気に読み終えた。 白石一文著『我が産声を聞きに』 【作品紹介・あらすじ】 人生に”もう…

【読了】桜木紫乃著『蛇行する月』を読んで、幸せのスタイルを考えた

図書館の返却されたコーナーで目についた桜木紫乃さんの本。作者もそうだが、それ以上にタイトルに惹かれ借りた本。 これがいい本だった。 【あらすじ】道立湿原高校で同じ図書部員をしていた清美、桃子、美菜恵、直子、順子は、高校卒業と同時にそれぞれ違…

祖母の命日、五木寛之著『無力(むりき)』を読み、人は揺れ動くものと改めて知る

今から30年前の8月6日は、祖母の命日。その日も、朝からセミが鳴いている晴れた日だったことを覚えている。毎年思い出すが、いつも新鮮に思い出す。 一昨年の記事では、やはり広島の原爆の日にも触れていた↓ https://kazukun2019.hatenablog.com/entry/2…

10連休が終わる前に読了 齋藤孝著『不機嫌は罪である』を読んで不機嫌の功罪、上機嫌の効能を考えた

9連休目の日曜日のこと。テレビを見なければ、もはや曜日感覚皆無。そんな時は、ごろっと横になり、ちびだら飲みならぬ、ちびだら読みをしてきた本を読み終えた。 齋藤孝著『不機嫌は罪である』 新聞の広告で見た時からドキリとし気になっていたが、図書館…

運命の名優、高倉健さんの初エッセイを再び読了『あなたに褒められたくて』

先日、自分の誕生日は高倉健さんの命日でもあったと書いたが、その頃、市立図書館の文庫本コーナーで偶然目にした一冊。高倉健さん著『あなたに褒められたくて』を読んだ。1993年8月が第1刷で、2014年の12月のものは、23刷になっていた。 当時…

出勤前に読了 伊集院静著『それでも前へ進む』

先週に少し時を戻そう。 夏至の翌日、秋の入り口を感じるような雲と涼風の中を出勤。半袖ノータイはやや寒い。クールビズ以前にTPOが大切と再認識。 そんな日の朝はなぜか早めに目覚め、コップ一杯の水飲みの後は、新聞を取り、机に向かい新聞と本読みの…

読了 百田直樹著『逃げる力』からあの時の判断を思い出す

案外、食わず嫌い作家だったなあと知る以外作を読んだ。 百田直樹の逃げる力 表紙の つまらないストレスを安心して捨て去るための一冊。日本人には「逃げる力」が足りない! に惹かれて読んだ。 以下覚えておきたい点と感想を ・自らの大切なものを守るため…

読了 長月天音著『ほどなく、お別れです それぞれの灯火』

週の中日は、1時間早出の勤務開始。ほとんど先着がいない職場の窓を開けてややひんやりした風を入れるのは心地良い。 怒涛の半日4時間勤務を終えて11時半。午後からの用事に向けて、スキマ時間は読書に勤しむ。 長月天音著『ほどなく、お別れです それぞ…

読了 外山滋比古著『忘れる力思考への知の条件』から、知の断捨離の必要性を感じる

図書館の予約本がドドっと配送されてくる。頭寒足熱のような暖かさと冷たさの混じった天気と風の中で、読み終えた。 気になる箇所を拾うと、 ・記憶は、物を食べるのに当たる。頭がいっぱいでは、新しい記憶の入る余地がない。新しいことを迎え入れようとい…

読了『「疲れない」が毎日続く!休み方マネジメント』

職場近くの市立図書館、新刊コーナーに働き方の本と休み方の本があった。 その日は、記憶だけにしておいたが、県立図書館で借りたのは休み方の方の本 働き方は休み方、ならば休み方は働き方!といえるから? 休むことに特化したのではなく、働きながら脳をう…

読了 河合雅司著『未来の年表』を読んで、この先を少し思う

最近は、これ食べました〜のブログが続き、とてもサブタイトルで職業を標榜できるものではないかなと(実は)思ってはいたところ、ちょうど?いい?ネタが見つかった (そしてホッとした) 以前、学長の講演会で、一般の質問者が人口減少の対策はと聞いたの…

2020年のあり様、心持ちを考え、テーマ決定!

ブログ開設1年のメールが届く。飽き性ながら続いた事は、読んでくれる人の存在がチカラになっているのは間違いない。 単なる備忘含みの書き綴りの面も否定できなく、承認欲求という大袈裟なものはない。それでも、勝手ながらに晒している以上、不特定向けだ…

読了『眠れぬ夜のために』五木寛之著からの、生きる意味考

ヒルティの作品によく似たタイトル。五木寛之の五十年にわたる小説やエッセイからの抜粋を40のテーマに絡めランダムに並べたもの。このブログのタイトルの一部、風まかせも、自分の生年に刊行された初のエッセイ集のタイトル、『風に吹かれて』から来ている…

読了『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤孝著

朝食は、高校の友達にコンサートチケットの代金渡しがてらコメダへ。この後、受け取りに行ってもらい、座席はあえて、郵送してもらってから知ることにした。 テレビにもよく出る明治大学文学部教授の本にハマっている。レンタル本はこれで2冊目。買った3冊…

四半世紀ぶりの課題図書を読了する。湯本香樹実著『夏の庭』

暑い予報の今日は、その前に近所を20分ほど早歩きして目覚めさせる。シャワーを浴びてサッパリしたら、エイやと文庫本を手に取り読み始める。 湯本香樹実の『夏の庭』を読む。 25年とちようど半年前に買ったことが、末尾に記載してある。発行から半月も…

軽重、相談ごと色々の巻

天気予報は外れかなの、雨をも予測される天気。とはならず、それでも吹く風に暑さが少し和らぐ土曜日。 堀江貴文ことホリエモンと西野亮廣の共著『バカとつき合うな』を読み終える。 自身と対極にあるかなと思い、ホリエモンは気にしてた存在。読むには過激…