徒然ブログ 風まかせ筆まかせ

日々の気づきと雑感 食べもの、映画、本に天気が多いです

映画『希望の灯り』を観る

母校の小学生が体験田植えをする側を通って帰省先から戻ってきた晴天の月曜日。

テレビ報道並みの風が吹いていた火曜日。

目まぐるしく変わる天気が過ぎ、週末には真夏日の天気予報が出ている今日は、いつもの映画館のいちばん小さなシアター、いちばんいい席で『希望の灯り』を観る。

旧東ドイツで、無口な青年が巨大スーパーの在庫管理係として働き始める。仕事を教えてくれる中年男性や、魅力的な年上女性。同僚たちはみな素朴で風変わりで、そして優しい。ベルリンの壁崩壊後、時代に置き去りにされた人々に寄り添い、小さな幸せに灯りをともす哀切の物語。

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コバルトブルーが制服をはじめ要所要所に出てくるのが、東欧の、また、静かな映画の特徴かなとは、観る数だけはこなしてきて故の気づきかもと。幾度か転換するストーリーさえも、ベースが静かに進んである故に、優しく取り込まれている。

月末までの会員の更新をやっぱりしたくなる、そんないい映画を観た。