先週木曜日の開学記念日の翌日も休暇をとる。
朝8時は、初任地だった地元の高専の職員の方の家に集合する時間。いつもより早起きし、近くのホテルで朝食バイキングを食べる。
あまりの清々しさに朝7時過ぎの公園をパチリ。
朝食バイキングもパチリ。
よく食べる。
だって、ご飯はつや姫だし、
鱈の唐揚げも美味しいから。(後付け)
ご主人、奥様とも、初任地で大変お世話になった方。その方から先日、高専時代の別の先輩で、その後、隣県の大学に勤めた方の訃報が知らされた。病気の話は前に聞いていたが、それっきり話がないまま、今回の事を知る突然さ。
この後、その先輩と同じ大学に勤めている、これまた高専時代の方からも連絡があり、色々と知った。
そうして、地元から3人で北の隣県の今は大学病院の方に勤めている人のところに2時間ほどかけて向かい、香典の立て替えを渡して香典返しを受け取り、がてらの顔見せ顔出しをしてから、さらに北上し1時間ほどの実家へ向かう予定となっていた。
同乗し出発する頃は、今の話と共通で知る職員の話で、海沿いの道を行く。途中、県で唯一の離島もはっきり見えた。週の初めは涙雨の予報だったが、その人の性格を現すようにカラッとした秋空に変わっていた。リアリティーを持ちたいがもてないまま隣県の大学病院へと。久しぶりに見るその人の少しの変わり加減にやや驚くも、すぐに昔話と今の話で雑談に花が咲いた。
帰りしなに、お持たせの品を受け取ったが、まさか知らずに、ここで同じようなものを買っていたと気づいたのは帰宅後だった。
それが、このお店のもの
地元で有名なナガハマコーヒーの広面店!
駅前店とは異なる趣きが期待値をいやでも上げる!
オータムブレンドが登場!
とここでは、オリジナルブレンドの豆とドリップパックと、やや高級種のドリップパックをお買い上げした。
会うべき人は、これから先にいる。近づくにつれ、車内の言葉は少なくなるのは仕方なし。自宅を確認しまずは安堵してら、お昼は道の駅で、きみまちカレーを食す🍛。最近、カレーにハマっている。
地元の野菜を使っていて美味しいかった〜。その後は、名物バター餅をお買い上げ。
ここは秋田杉の山地でもあり、木をふんだんに使った建物からも杉林を見通せる。町内を蛇行する米代川を渡るたびに青い空と緑の山々と川を一度に眺められる。のどかすぎて、これから弔問ということが嘘のように、空も静かに晴れていた。
自宅に着いた。
お母さんから玄関から通されて、対面した先輩の遺影は、記憶していたその顔よりも少し痩せていた。それでも昔の面影は充分ある。そんな昔でもないし。柔和で、少し笑っているようにも見えた。線香をあげて手を合わせる。お世話になった事を伝え、亡くなるまでの話を聞いて、胸が詰まった。楽しい思い出しかないんだから、どうしてもそうなる。それでも、お互いが初めて知る高専時代の話や、高校の部活のことなんかを話していると、遠くにいるのか、すぐそこにいるのか、わからなくなる。お母さんは、病気に負けたと言っていたが、病に負けるというのは、本当はないんだろうな、と思った。
生きていた証は、それぞれの胸の中にしっかりとある。とどめておかなくても決して無くならないもの。
秋の一日、あまりにも天気が良すぎて、あまりにもその街が静かできれいで、だから余計に、胸にくるものがあった。
その街の景色は、静かに大切に記憶に留めておくこととしていたため、写真を撮ることはなかった。
帰路は、ひとつの踏ん切りがついたのか、また程よくおしゃべりしながら帰ってきた。途中の県境の道の駅では、きりたんぽなんかを買っていた。
海を眺める展望風呂やカラオケ🎤もあるいい施設。
こうして、9時間半の往復で弔問が終わった。行くことができて良かった。その人の生まれ育った土地に行けて、少しだけその人の人となりというものがさらに理解できたような気がした。
だから、行って良かった。話を聞けて本当に良かった。