連休中日の日曜、昼の楽しみはココ
笹川食堂
のコレ
暖簾にズバリ肉うどん!
お昼ど真ん中ゆえ、待ち合い3組目となる。
座敷とテーブルどちらかと聞かれ、迷わず座敷!開け閉めが多く外気の出入りが少ない入り口から離れたところが、夏冬の座席選択のセオリー。
で、メニューもシンプル一直線!
肉うどんの大と中と小、のみ!の潔さ
茹で時間分だけ待つのみ
で登場!
濁りのない汁にやや太めの麺、ネギたっぷりに豚肉と揚げに海苔
出汁の効いた優しい汁と共にツルツルうどんをひたすらすする。豚肩肉も厚切りゴロゴロ、揚げも程よい甘味。
皆、ひたすらすする、すする。
すると、満足感で満たされた顔になる。少しの寒さはいつしか忘れている。
そうして、何事もなかったかのように静かに会計して帰っていく。
田舎のシンプルイズベストのうどん屋の光景を目にするのは、3分の1世紀ぶりになる。ちょっと甘いけどとにかく旨味のある汁とこしのきいたうどんで、醤油色のうどんでもおいしいんだとただただ再認識。
子供の頃、町役場の近くに「上鉢」(じょうばち)という肉うどんの名店があった。なんのことはない肉うどんのお店だったが、その甘じょっぱいアツアツの肉うどんを何回ともなく食べた記憶が残っている。その味が見事に再現されていた。
懐かしむ味とする人もいれば、シンプルで潔い専門店に惹かれてくる人もいるだろう。
ただ、食べる前はおしゃべりでも、食べれば途端に静かになるのが美味さの証。
地元の人に連綿と愛されている理由がわかる日だった。
もちろん、GO TO EATのお店ではない。