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映画『Mr.ノーバディ』を観て、緩急の差を知る

6月最後の日は、定時で仕事を終えての映画館。そういつもの。

2番目に大きいスクリーンに、6人の観客で、映画『Mr.ノーバディ』を観る。

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(映画館の紹介)

冴えない毎日を送るハッチ。家族から尊敬されることはなく、理不尽なことにも歯向かわない。しかし、バスでチンピラに挑発されたことで遂にブチ切れ大乱闘!事態は派手にエスカレートし、マフィアも巻き込む大騒動に!!『ジョン・ウィック』製作陣がストレス社会に捧げるハードボイルド・アクション!

とある。

元軍人でFBIに勤め、殉職したことになっている主人公が、家族や父を脅かす悪党に、眠っていたものが目覚め、武闘派だった父も加わり、悪党を倒すガンアクション!

地味な男が、派手に、キレる!

のポスターに、地味な男が惹かれたのだろうか?

羊の皮を被ったオオカミぶりを充分に発揮した主人公のクールさと荒さの対比もいいし、銃撃シーンのBGMが、ルイアームストロングの『What a Wonderful World(邦題:この素晴らしき世界』が流れ、スローなコマ送りシーンにベストマッチ!他にも、アニマルズの『Don't Let Me Be Misunderstood(邦題:悲しき願い)』なんかも、超シャレオツ!

ドキドキワクワクするかと思いきや、静かに昂るというイイ感じの酔いしれ方になった。

主役ボブ・オデンカークの鍛えあげられた身体は、まさしく羊の皮を被ったオオカミと呼ぶべき肉体。渋い中年がイカす!

帰宅路、クルマのCDタイトルは、偶然にも『夜景ジャス』!

このまま、ロングドライブ!とはならない、私もノーバディだった。