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映画『ドント・ブリーズ2』を観て、知恵を持つ事の大切さを思う

納涼とは聞こえがいいが、暑い時にはホラー映画で涼むという日があった。

いつものシアターいつもの最小スクリーンの最後列ど真ん中で、『ドント・ブリーズ2』を観る。

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(以下公式サイトからのあらすじ)

人気のない郊外の古びた屋敷に住む、ある盲目の老人。彼はその屋敷で一人の少女を大切に育て、二人だけで静かに暮らしていた--
その男こそ、8年前、強盗に押し入られた被害者として生きているが、実は強盗団を惨殺した過去をもつ、あの盲目の老人だった・・・。

ある日、謎の武装集団が老人の屋敷に静かに忍び込む。その目的は少女--。
暗闇の中、全てを知り尽くした屋敷内で全員の抹殺を試みるも、訓練されていた集団は老人を襲い、火を放つ。
命からがら炎の中から逃げ出したが、そこに少女の姿はない。目覚める狂気の怒り。老人は己の手で大切に育てた少女を取り戻すため、
武装集団の後を追う・・・。

その集団はなぜ少女を狙うのか、少女はいったい何者なのか、老人はなぜ少女に固執するのか。
全ての真実を知ったとき、前作を超える衝撃に息が止まる--。

 

というもの

初回作が、静寂の中、いきなり現れたかと思えば、容赦ない攻撃を仕掛ける、その落差、振り幅の大きさにドキドキしたのを覚えている。

今回も、暗い中、見えない中、音、熱、風の流れを感じ取りながら戦う盲目の元軍人の主人公。家の中の仕掛けや、置いてある物を把握している我が家とは異なり、敵地での戦うシーンはハラハラドキドキしっぱなしだった。

それらは、知識やモノというよりは、知恵を使ってのものなのだろう。持っている知識やモノ知恵を使い、戦いに役立てている。知識もモノもあった方がいいが、たとえ知識やモノがなくとも、その時は知恵を使う、極限状態なら振り絞ることで、知識やモノがはじめて活きてくる。ということなのだろう。

稲作をしていた父も、たくさんの知恵を使いながら、割合としては大きな持ち分の田んぼを、人よりも要領よく、早くから準備して備えて、作業にあたっていたように思う。その血を受け継いでいるかどうかはわからないが、そう振り返ることが出来ることはいい事だと思う。

こう書くのには訳があって、名作ドラマ『北の国から』のあるシーンの言葉だけが、なぜかクッキリと残っていたから。

それがコレ↓

「金があったら金で解決する。金がなかったら――智恵だけが頼りだ。智恵と――、自分の――、出せるパワーと」(『北の国から‘92旅立ち』)

 

だから、知恵を持ちたいと思う。

知識を使える知恵という狭い意味ではなく、生きる上での、生きるための知恵というものを持ちたいと思う。