お盆前の金曜、仕事の代休日にもってこいなのは美術館
川瀬巴水(かわせはすい)という版画絵師の展覧会を観てきた。
棟方志功の作品は見たことがあったが、カラーの版画は初めて見る。和のテイストもあるが、色合いの柔らかさは、西洋版画とも言えよう。
↑は東京二十景のシリーズ、馬込の月
月を入れた作品は多いが、仄暗さと仄明るさのバランスのあるコントラストに惹かれる。家の小さな灯りも和やかに見えてくる。
こちらは、東京十二景のシリーズから、春のあたご山
花のボタっとした感じが好き
同じく東京十二景から、木場の夕暮れ
水面に揺らぎながら映る様が版画とは言えない感じがしてきて、感動の一枚だった。ここは、常設展も、多くの有名画家の作品が展示してあり、そっちも堪能できた。
夕方のニュースでは、来場一万人目の人が記念品を受け取っているのが流れていた。1ヶ月足らずでは、人気のある展覧会だろう。
同じ日の何時ごろだったのか少し気になった。
平日真昼の美術館という贅沢感を味わう事ができた。