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晴れた日にハレ舞台の受験生を見て想う

大学入試日の出勤。受験生を見る前に担当課のガラ空きで、その日を再確認する。晴れ間ながらも凛とした寒さが入構して来た受験生の背筋をさらにピンとさせているかのよう。

窓口に来る在校生も、今日だけは主役の座を明け渡していることを知ってか、静かに来て控えめに話している。

前任地のキャンパスでは、ここにも試験会場を設けていて、今回も精鋭部隊が忙しく動いているのを窓越しに見ていた。当時と同じ、解散予定時刻頃に少し顔を出し挨拶をする。安堵の顔を見てこちらもホッとする。

先日、見つけた記事に気になることが書いてあった。

 

東大、京大“志願者減” 難関国立で唯一増えた大学は?

(2020.2.17配信 AERA dot. アエラドット)

その一部から

センター試験の受験者数は約52万7千人で、前年比約1万9千人減は過去最大の減り幅だった。少子化の影響も大きいが、全体の出願数にも安全志向が表れたようだ。駿台教育研究所進学情報事業部長の石原賢一さんはこう言う。

「指定校推薦やAO入試などに合格し、一般入試前に決めてしまった人も多いでしょう。来年から実施される共通テストについて、昨年11月に英語の民間試験活用が、12月に国語と数学の記述式導入がそれぞれ見送られましたが、もう遅かったですよね。来年への不安が募っていたと思います」』

→全体的な倍率低下は、ここからも読み取れる。選抜の体を成す、倍率3倍が難しいところがあるのも、もっとも、ととれる。

 

『減少が目立ったのは、医・歯学系で前年比89%と、教員養成の同90%。共通するのは資格職を養成する学部ということ。近年の好景気で、就職は売り手市場が続いていることが影響しているようだ。河合塾教育情報部チーフの岩瀬香織さんはこう言う。

「ここ数年、大学生の就職状況が良く、資格を取得しなくても就職を心配しなくていいという背景がある。医師や教員など資格職の人気は以前よりは下がりました」』

→景気という大きな波を見て受験を決めるのはアリとも言えるが、本当にしたいことは?と問われた時に解を持っている受験生はどのくらいいるだろう。卒業までに波は変わらないのだろうか?

 

今の時代の今なりの?受験生。終わった今頃は安堵だろうか?不安だろうか?出せるチカラを出し切るのは、受験生だけに求められるものではないだろうと、ふと仕事に重ねて思った。

だから、桜よ咲けよ、誰にも咲けよ

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2019/4/16 キャンパスの桜を見上げて

 

記事は、こちらから

https://dot.asahi.com/wa/2020021400022.html?

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