今日はひな祭り。桃の節句でもあるが、母の命日でもある。昨日からソワソワというか落ち着かないというか、この日の過ごし方を考えていた。
その日の騒々しさは、すぐに思い出せるので、出来るだけ静かに過ごすのが、毎年のことになっていた。
今年もそうなのかどうなのかと考えるうちに今日になった。
昨日、買っておいた地元の雛菓子と、昨日、妹から届いた菓子があげてある仏間の灯りをつけ、水をあげ、手を合わせる。
出来るだけ静かにと思いながら、雑誌や本をパラパラめくるうちに午後になる。
静かに過ごしたいというか、平穏無事の有り難さをどの一日よりも強く感じたいということになる。
墓参りを済ませ、春の陽気を感じる天気の良さに、買い物がてら外気を感じにショッピングモールへ。どこを覗いても、ここは平穏無事な人の集まり。再確認して帰ってきた。
普通の日を普通に過ごせていることを強く感じながら終わる日が一日くらいあってもいいのだろう。
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