徒然ブログ 風まかせ筆まかせ

日々の気づきと雑感 食べもの、映画、本に天気が多いです

映画『魂のゆくえ』を観る

昨日は、一転、長袖でも大丈夫な日。

だったが、食後の銀行往復で、窓を開け、卓上扇風機のお世話になる。

ほぼ定時に終えて、向かうはいつもの映画館。

やはり年会員を更新し、チケット綴りから1枚切り離して、『魂のゆくえ』を買う。僅か5列の最小シアターが、程よく埋まり始めている中から選ぶと、駅ビルへぶらり。陽の長さを感じる6時半に戻ると上映開始。

ストーリーは、戦争で失った息子への罪悪感を背負って暮らす敬虔な牧師が、所属している教会が社会的な問題を抱えていることを知ってしまい、信仰が揺らぎはじめる。静かな怒りと諦観に蝕まれる牧師の行きつく先は?というもの。主役のイーサン・ホークも年齢を重ねて、落ち着いた役、悩みを内に秘める役を、違和感なく見れる役者になった。

f:id:kazukun2019:20190529231133j:plain

生臭坊主ならぬ、生臭牧師とでもいうのだろうか、徹しきれないことが、良くも悪くも人間臭い。祈りは何のために?人を救えるのは祈りなのか、そうではない別のものなのか?日記を書くことは祈りに似ていると語るシーンがあって、さらば、今書いているこれは祈りなのか?と考えてしまう。

アカデミー賞脚本賞ノミネート作品の前評判抜きで観たが、なるほどと思わせるものだった。

会員更新したし、マンスリースケジュールを見ると、来月も観たい映画が盛りだくさんになっている。似非映画好きながら、なんと嬉しきことかな。