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日々の気づきと雑感 食べもの、映画、本に天気が多いです

映画『おらおらでひとりいぐも』を観る

数日前の予報外れ、寒いけど快晴快晴の日曜日は、朝からいつものシアターに出かける。現在、県内のとある大学長となっている映画好きのあの先生を見つけご挨拶。とある映画の監督舞台挨拶企画のお手伝いとみた。

今日の映画は、『おらおらでひとりいぐも』

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ストーリーは、

1964年、日本中に響き渡るファンファーレに押し出されるように故郷を飛び出し、上京した桃子さん。あれから55年。結婚し子供を育て、夫と2人の平穏な日常になると思っていた矢先…突然夫に先立たれ、ひとり孤独な日々を送ることに。図書館で本を借り、病院へ行き、46億年の歴史ノートを作る毎日。しかし、ある時、桃子さんの“心の声=寂しさたち”が、音楽に乗せて内から外から湧き上がってきた!孤独の先で新しい世界を見つけた桃子さんの、ささやかで壮大な1年の物語。

と映画公式サイトにある。

心の声として登場する3人と話す主人公の声と、若い頃の主人公役を蒼井優が担当する。

この先の不安と独り身の気楽さ、虚しさが入り混じっているというのが本音なんだろうと思った。

自分も心の声をきちんと聞いて、それと喧嘩せず折り合いをつけながら、この先を過ごすんだぞと少し言い聞かせてもいいように思えた。

先立たれることの理解とその先の過ごし方や考えを決めるのは、そう簡単ではなく、時間も必要で、ある時、踏ん切るかのように、まあまあのところで納得することなのかなと思った。

蒼井優の岩手言葉も可愛いし、その友人の山形弁での掛け合いも観ててほっこりした。

先の事を考えるのに早いはなく、たとえ今考えていても、その時はどうかな?と思うが、それでも、やはり考えずにはいられない事、というものが、またひとつハッキリあるんだなと思った。