ほぼ曇りで通過した昨日は、冬タイヤセットを洗い、交換の時期に備える。
そうして10月最後の日曜は、澄んだ空気と天気で心地よい。
そんな午前中、スーパーで柿を箱買いで仕入れたら、いつものシアター、いつものスクリーンのいつもの席で、映画『スペシャルアクターズ』を観る。
『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督作品というだけで期待が高まる。演技を素材にし、少しずつ少しずつココロがソワソワ揺さぶられる笑いで高まっていく。多層のどんでん返しのストーリーは終わりに向かうほどに畳み掛けてくる。
心地よく期待が裏切られたものだった。笑うとお腹が空くのも常。
久しぶりの町中華の老舗へ。女将さんの仕切りの威勢の良さに、男子従業員がタジタジになっていた当時からは、大分柔らかくなっていてホッとした。
チンジャオロースとエビチリは、王道の美味さ。
次なら、不動の定番、ネギラーメンも試したい。
の次は、昨日の新聞でアップルパイが取り上げられていた洋菓子店へ。その翌日ゆえに午前に作った分は早々に売り切れと知り、そのうちの再来もいいが、これらにも誘惑された。
甘いひと時を過ごしたら、エコカーフェアの会場を偵察へ。以前、上司だった方を見かけ声を掛ける。温泉好きな方で、前回の再会は少し離れた温泉場だった。
変わり様と変わらない様を報告し合う場となったが、元気な様子が嬉しかった。当時は、議事録作成をしっかり教えられた。赤ペンで添削を受けたものを引き出しに入れ、次回は同じことをしないようにと、つと都度、見返しながら作っていた時代を思い出す。きちんと、意味、理屈を説明して教えてくれるありがたい方だった。その嬉しさのまま、クルマのオイル交換へ。来春の車検の扱いを思慮するための相談をしてくる。
色付き始めた空が、日曜の終わりを告げ、10月最後の日曜は、秋の盛りから晩秋へ向かうことを告げている。
やや、センチにセンシティブなのは、来月の生まれ月のなせるものならば、それも悪くはない。悪くないどころか、味わいたい。そう思わせる空だった。