徒然ブログ 風まかせ筆まかせ

日々の気づきと雑感 食べもの、映画、本に天気が多いです

映画『君を想い、バスに乗る』を観て、約束の地、思い出の地を考える。

暑い夏の日曜午前。いつもの映画館の最小シアターで、気分転換出来る作品を観た。

『君を想い、バスに乗る』

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右ハンドル左側通行のイギリスの道がしっくりくる。

(公式ホームページからのあらすじ)

最愛の妻を亡くしたばかりのトム・ハーパー(ティモシー・スポ―ル)はローカルバスのフリーパスを利用してイギリス縦断の壮大な旅に出ることを決意する。

目指すは愛する妻と出会い、二人の人生が始まった場所―。

行く先々で様々な人と出会い、トラブルに巻き込まれながらも、妻と交わしたある“約束”を胸に時間・年齢・運命に抗い旅を続けるトムは、まさに勇敢なヒーローだ。

愛妻との思い出と自身の“過去”ばかりを見つめていたトムが、旅を通して見つけたものとは・・・?

(感想)

•1350キロ先の約束の地までのバス道中。何を約束して、なぜ奥さんはそこから離れたかったのか。ずっと気になりながら観ていた。信念とでも言えそうな強い思い。老いること、思い通りにならないことが、対比的なあり、かえってその強さを浮き上がらせていた。

•最後に叶ったシーンは、人生の中で、人との約束を果たせる素晴らしさ、難しさ、有り難さを考えさせられるものになった。

•約束があるなら果たした方がいい。そうでないなら、それなりに葬るのもいい。ただ、譲れない約束というものがあるなら果たしたらいい。

•故人との約束は、後悔するしないの2択しかないが、現生の人との約束は、果たす、果たさない、後悔する、しない、忘れる、約束という固いものではなくす、といった選択肢があり、選べる。現生の人と約束をした方が、果たすための生きがいも、輝くのではと思った。

•さしずめ、親や近隣の人との事で、公言する約束もいいが、しない約束もいい。自分と相手にいいように選んで決めればいいだろう。いずれにしろ、叶う楽しみを持って。

•生きているうちに出来る事、したい事、しなければならない事、これを早めに考えて決めてやっていけるなら、そこからは、少し濃い、意味をはっきり持った時間になりそうな気がする。

•人生は多分短い。そう気づくのが早い方が、その後の時間が、グッと価値を持ってくる。自ずと過ごし方を考えるようになる。で実行しながら過ごしていくようになる。

•約束の地。浜田省吾の歌みたいだけど、記念の地にもなり、やはりあったら、心の励みになるだろう。

•バス旅も🚌🚍いいかも。