徒然ブログ 風まかせ筆まかせ

日々の気づきと雑感 食べもの、映画、本に天気が多いです

映画『誰もがそれを知っている』を観たり、あの豆を頂いたり

今日も快晴。

混んでいるかなあと思いながらも、足はいつもの映画館へ。前回と同じ最小シアターの同じ席で、この作品を観る。『別離』の監督というだけで興味をそそらされる。

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女優ペネロペ・クルスと夫である男優ハビエル・バルデムを主人公に当て書きした脚本というのも、更にそそる。

ペネロペが妹の結婚式のためスペインに帰省したが、娘が失踪し、巨額の身代金を要求される。絶望と疑心暗鬼のなかで、家族の“ 秘密”と“ 嘘”が露わになり…。変転する人間模様の行く末を描いた傑作ヒューマン・サスペンス。とある。スペイン特有の気質や風習をリアルに取り込みながら、あらゆる観客を引き込む熟練の語り口こそはファルハディ監督の真骨頂。とも。

知らせたいこと、知りたくないこと、それでも知らせたいこと、知らないふりをしていること、それらを知っている周り、周りは知らないとおもっているのは当人のみとか。これらが複雑に絡みながら、少しずつ明かされていく。ただ、今回は、それらが全ていい結果に向かったという奇跡。

ペネロペも、華やなさばかりでなく、泥臭い役と演技もできるのだなと初めてわかった。スペイン映画のオープン・ユア・アイズの主人公の時に知ったから、キャリアは長い。ハリウッド版リメイクのバニラスカイでも主人公だったなと。

今日ので角が取れた感があり、この先、作品があっても、観てもいいかな入りになった。

遅めの昼は、野菜とベーコンを炒めてトマトソースを加えたスパゲティを作る。

糖質50%オフの麺は、昨日の美味しい夜との、せめてもの償い?いや、バランス取り。

そうして、日の入りを真ん中に挟んで帰省する。マリンスポーツをしてきたのか、対向車線には、牽引しているクルマとチラホラすれ違う。さすがにこの時間では、県外ナンバーも少なくなっていた。

日中の暑さを忘れたかのように、夜風に冷たさを感じる。お盆の前特有の風は、夏の終わりを少しだけ予感させるもの。

熱かったカラダが、心地よく冷やされていく。今宵は、久しぶりの自然の風で寝入りそうだ。

そうして、これからは、あの枝豆を少しの塩を加えて茹でて、少しの塩を振りかけ、今日もビール🍺で頂く。

畑に植えていた頃は、夕方、西陽を背に一輪車を引いて行き、もいで戻ってきたら、一心にサヤを外して、夕食の豆ご飯にしていた。醤油を垂らし、ご飯よりも多い、爽やかな緑の豆を、かっこむ。口の中で、豆がプチプチと踊っているのが醍醐味。負けないで頬張りながら、噛み砕きながら、豆を小さくして手なづけていくのがいい。その舌触りと、濃厚な香りは、本場ならではのもの。翌日に茹でたのでは物足りないと、ハッキリわかる豆の新鮮さ。それを感じることができる土地にいることが、ありがたいのだった。

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甘露という品種。真打ちは、お盆明けに登場する品種。今回も塩で茹でたら、新聞紙に広げて、扇風機で冷ます。そこに塩をパラパラ。レンチントウモロコシにもパラパラ。

いただきます。